WHITEMOON~あやかしの神様~
放課後、俺は千早の運転する車で、速水社長のいる大手芸能プロダクション『ギャラクシー』の社屋に向かった。
芸能界では人気アイドルの巣窟として、有名。
エントランスの自動扉を潜ると清楚な白で統一された空間が広がった。
全身に感じるこの荘厳な空気。
陰陽庁の建物に入ったような感覚に囚われる。
「お待ちしておりました」
俺たちに近づいてきたのは黒髪の青年。
「俺は副社長の上月慎(コウヅキシン)です」
「はじめまして…俺は討魔師の小笠原知弥です」
「あなたのコトは智成様からよく訊いております。討魔師としては腕利きだとか」
「じゃあ、あなたも『oz』のメンバーですか??」
「はい。いちばん、メンバーの中でも影の薄い存在でしたが」
芸能界では人気アイドルの巣窟として、有名。
エントランスの自動扉を潜ると清楚な白で統一された空間が広がった。
全身に感じるこの荘厳な空気。
陰陽庁の建物に入ったような感覚に囚われる。
「お待ちしておりました」
俺たちに近づいてきたのは黒髪の青年。
「俺は副社長の上月慎(コウヅキシン)です」
「はじめまして…俺は討魔師の小笠原知弥です」
「あなたのコトは智成様からよく訊いております。討魔師としては腕利きだとか」
「じゃあ、あなたも『oz』のメンバーですか??」
「はい。いちばん、メンバーの中でも影の薄い存在でしたが」