WHITEMOON～あやかしの神様～

私は下着を着け、服に着替える。


私たちは見合い結婚。それも半強制的。


「おはようございます」
私たちの朝食は千早さんが準備。知弥の主治医のみならず、運転手、そしてシェフとして、私たちの身の回りの世話までしてくれた。


執事と言った方がピッタリとハマる。


「時間がないさっさと食え…花奏」


「はい」


私は食卓の椅子に座って、朝食を食べる。

今朝のメニューはトーストにトマトサラダ、ウィンナーと卵の炒め物、デザートはオレンジ…栄養のバランスがキチンと考えられていた。


「いただきます…」


「花奏様は本当に美味しく召し上がりますから…作りがいがあります」