WHITEMOON~あやかしの神様~
「朱雀ってあの…古の京を護っていた四神の朱雀よね」


「最初に言いましたけど」


「凄い凄いよ!!」


「そんなに凄い…コト?」


「うん」
私は興奮気味に頷く。青い空に金色の光を散らし、舞う神の鳥・朱雀。

もう想像するだけで、ゾクゾクしてしちゃう。

朱雀の擬人化がレーアだなんて。

小柄のレーアが朱雀だなんて、結びつかないけど。ともかく、そのギャップがいい。



「ちなみに、ナルは青龍でシンは白虎、トーガは玄武だけど」


「ええ~っ!!?あのアイドルユニット『OZ』は四神のユニットだったの??」


「マジで!!?」


「まぁ~一番人気のヤッキーは時の神様です」


「えええ~~っ!!?」
ますます声が大きくなったーーー・・・



「互いに最初は気づいていなかったけど…今、思えば、これも運命だった」
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