WHITEMOON~あやかしの神様~
「それぞれ、青龍は創造の神、白虎は心の神、玄武は愛の女神に仕えています」


冥府の神に仕えるのが朱雀なんだ。


「時の神に仕えていた白麒麟は我々、四神の長でしたが、世界が密かに危機に瀕し、護るために…御身を捧げました…」



「・・・」



レーアのキレイな眉毛は悲痛に歪んだ。

『白麒麟』…陰陽の世界には馴染みがある。空想世界の存在だと思っていたけど、本当に実在したんだ。



妖がいるように、神様もこの世界にいるんだ。



「すいません。俺たちは何も知らされず…白麒麟は俺たちから姿を消したから。世界が危機に瀕していた知れば、俺たちだってこの身を捧げたのに」



レーアは白麒麟の死に胸を痛ませていた。









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