WHITEMOON~あやかしの神様~
「全ての妖を配下に置き、人の世界を統べる。それが私の目的」
「・・・」
「朱雀お前も、芳樹様の下僕だ。芳樹様のやるコトには口は出せないはず」
千早さんはレーアにそう言い残して、私の部屋を出ていった。
「千早の言うように俺には口が出せない…」
レーアは口惜しそうにギュッと両手で拳を握る。手の平に爪が食い込む程、握り締めた。彼の感情の高ぶりは悲痛だった。
「花奏様を…芳樹様の寝室にお連れしろと命令された」
「えっ!?」
それはどう言う意味だろう?さっきは普通に話していたのに。
「拒否すれば、力ずくで連れて来いと」
「・・・」
「力ずくで嫌です…おとなしく来てください…花奏様」
「・・・」
「朱雀お前も、芳樹様の下僕だ。芳樹様のやるコトには口は出せないはず」
千早さんはレーアにそう言い残して、私の部屋を出ていった。
「千早の言うように俺には口が出せない…」
レーアは口惜しそうにギュッと両手で拳を握る。手の平に爪が食い込む程、握り締めた。彼の感情の高ぶりは悲痛だった。
「花奏様を…芳樹様の寝室にお連れしろと命令された」
「えっ!?」
それはどう言う意味だろう?さっきは普通に話していたのに。
「拒否すれば、力ずくで連れて来いと」
「・・・」
「力ずくで嫌です…おとなしく来てください…花奏様」