WHITEMOON~あやかしの神様~
「せっかくの日曜日が台無しだ…」


「最近、部活まともに出てないから…今度の試合勝てるか少し不安…」


「まだ、続けてるのか?お前…」


「知弥だって、顧問でしょ?」


「そうだったか?俺も色々と忙しいんだ…」




「知弥様…お風呂の用意が整いました」

千早さんが再び、リビングに戻って来た。


「そうか~花奏…入るぞ」


「え、あ…」


有無も言わせず知弥は私の躰を肩に担ぎ上げる。


「あのねぇ!?」


「俺たちは夫婦、だろ?何をするにも一緒だ…違うか?花奏」


「お風呂くらい…ひとりで入りたい!!」
私は足をバタつかせて、下ろせと全身で訴えるけど知弥は訊いてない。全くの無視で、そのままバスルームに直行。





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