双子総長
気がつくと目の前には見慣れない天井。


「…っ…」

ベッドに寝かされていたので起き上がろうとすると体に刺激が走った。


「まだ起き上がらないほうがいいと思うよ」

知らない男性が私に近づく。


「誰…?」

「俺のこと知らない?」


知らないから聞いているんです。


「炎豹の総長って言ったらわかるかな?」


炎…豹…

なんで…ここに?

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