幸せになろう

幸せになろう クリスマススペシャル２００７

　サラ・シンフォニーのラジオ番組
「ラジオネーム００さんからのメールです。
｛サラさんこんばんは。私は今彼女との関係で悩んでいます。
彼女から別れようと言われたのですが、私は別れたくありません。
考え直してほしいと言ったのですが、彼女も悩んでいるようです。私は彼女がすごく好きで、
別れたくありません。ですから、サラさんのライブに彼女を誘って行くつもりです。
それが終わってからでも別れるのは遅くないんじゃないかって彼女を説得しています｝
そうですか。恋愛ってすごく難しいんだよね。私のライブが別れにならないでほしいですね。
私もスタッフもすごく心配しています。私、一生懸命歌いますので絶対来て下さいね。
その後どうなったのかもメール下さいね」

　ラジオを聴いている宮原慎一とエレーナ・フローレンス。
エレーナ「慎一さん、私達はうまくいっているけど、この二人心配ですね」
慎一「そうだな、どうなるんだろう」
突然、エレーナがひらめいたように微笑んだ。
エレーナ「そうだ、慎一さん。この二人がうまくいくように願ってくれませんか？」
慎一「それは良くないよ。あくまでも自分達で解決しなければならない事、すべき事なんだよ。
　そんなことしても二人のためにならない。二人が本当の恋人にになるためにもね」
エレーナは少し感心したような表情で慎一を見つめる。

１２月２４日ライブ当日、慎一とエレーナもサラのライブに来ていた。
エレーナ「あの二人来ているといいですね」
慎一「多分、来ていると思うよ」
　離れた席であるカップルが少々もめている。
女「私、やっぱり帰る」
男「待って、最後まで一緒に聴こうよ。それからでも遅くはないだろ？」
サラのライブが始まった。
サラ・シンフォニー「皆さん来てくれて本当にありがとう。今日は、ラジオネーム００さんと
その彼女、そしてこのイブを過ごす全ての恋人達のために歌います」
曲は、作詞サラ・シンフォニー／作曲、編曲一条真澄のあの大ヒット曲だ。

１番
　好きな人と一緒にいられるのは嬉しいこと　
　それは当たり前なんかじゃなく素敵なこと
　それはとても大切なこと　
　だから二人で過ごす時間を大切にしよう
　普通のことだなんて思わないで　
　当たり前だなんて思わないで
　今、そばにいる人を大切にしてあげて　
　今、となりにいる人の幸せを考えてあげて
　ずっと一緒にいられたらいいね