蛍色
結局一睡もできなかった。



もう朝だった


また、地獄が始まるんだ……



と思いつつ下へ降りた



まだリビングには誰もいなかった



朝食……どうしようか



作ってもどうせ恋には食べてもらえないし



かといって作らない訳にもいかない



義母はそういう人なのだ。



「……つくるか!」



もしかしたら食べてくれるかもしれない……。



そんな淡い期待を胸に朝食を作り始めた




だが、そんな淡い期待もすぐに崩れ落ちる



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