蛍色
「このお店はですね、パスタが美味しいんですよ」


「へぇ~!よく知ってるね!」


「大学がこの辺なんですよ」


この辺の大学っていったら如月大学ぐらいしかない……


あそこは超難関校なんだよね…


確か恋もそこだったような……


まぁ、いいや。


「もしかして、如月大学?」



「あ、そうです!」



「頭いいんだね!」


「いえいえ。そろそろメニュー見ません?」


「あっ、そうだね!」


メニューを見るとどれもおいしそうだった。


パスタが丁度食べたかったからこのお店で良かった。



……って、もしかして気を遣わせたかな?


さりげない気遣いっていいな。



「決まりました?」



「え?あ、うん。」


「じゃあ注文しましょうか」


私はカルボナーラで彼はやっぱりゴーヤ関連のものだった。
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