蛍色
「ねぇ、」


私はゴーヤくんに問いかけた。


「なんですか?」


「ゴーヤくんはさ、ゴーヤが好きなの?」

「はい!!」


いきなりパァっと明るくなった


よっぽど好きなんだな


「沖縄出身…とか?」


「あっ!!よく分かりますね!」


「ゴーヤ=沖縄って感じだからね」


「何ですかそれ!笑えますわwww」


あ…なんか、ゴーヤくんの笑顔見てると気持ち軽くなるな…


すごく癒やさる……


「そういえば、ゴーヤくんには彼女とかいないの?」


まぁ、質問しても無駄だろうけど。


イケメンだし、背もそこそこ高いし、気遣いできるし。


なんて、思っていたら、


クスッと笑って答えた。


「初恋もまだ…って言ったら変ですか?」


その答えに私は驚きを隠せなかった。


「えっ!!ウソ!」


「本当ですよ」


「カッコいいのに?」


「ありがとうございます。それに、俺如月大学に入るために勉強ばかりしてましたから」


「そっか…でもきっと良い人見つかるよ!」



「……そうですね。」


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