蛍色
「私、そろそろ帰らなきゃ。」


「そうですね!帰りますか」

ゴーヤくんと帰る方向なので一緒に帰ることにした


「今日はありがとう…ゴーヤくん。」


「いえ、こちらこそ!俺、すっごく楽しかったです!」


にっこりと笑ったゴーヤくんがすごく可愛かった


「一ついいですか?」

「ん?」


「その…ゴーヤくんじゃなくて名前で呼んで欲しいんですけど」


優凜は照れながら言った。


「あっ!!ごめん!えーっと…」


「優凜…望月優凜っていいます」


「望月くんね!」


「優凜って呼んでもらえませんか?」


「……優凜くんっ」

何故か下の名前で呼ぶのが照れくさかった。



「はいっ!」



「じゃあ、私も。私は神澤蛍って言うの!よろしくね!」


「蛍さん…素敵な名前ですね!」


優凜が微笑みながら言った


ドキッ

蛍はドキドキした


「ありがとう…」


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