蛍色
「お茶、どうぞ。」



「ありがとう、蛍さん。」



「母さん。蛍のいれたお茶はマジ美味いよ!!」



「まぁ、本当に美味しいわ!」



「だろ~」



「恋、ちょっとライター持ってきてくれる?」


「分かった。」



恋はキッチンへ向かった。



つまり、義母と二人きり…



「ちょっと、蛍さん!何なの?!このお茶は!!」



「えっ…」



「こんな薄いお茶を恋に飲ませてるの?!こんなのただの水じゃない!」



ビチャッッ


「っ熱!」


義母にお茶をかけられた…


「母さん持ってきたよ…ってどうした?!蛍!」


「ちょっと滑ってお茶がかかっちゃっただけよ…」



嘘。本当はお茶をかけられた。


義母は恋がいなくなると私をいじめてくる





―――悪魔だ。―――
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