蛍色
一階に降りると、恋が椅子に座って待っていた。


「じゃあ食べようぜっ」


ニッと笑って言った。


「うん!ありがとう恋!」


「いゃ、いいよ。昨日ヤバかったからさ」


「恋ったら…恥ずかしいよ!」


「メンゴ!メンゴ!でもさ、マジ超可愛かったよ」


恋が凄く真面目な顔で言う

馬鹿……。

「私だって、恋超格好良かったよ?」


少しびっくりしたような顔をした

「あ~もうっお前絶対狙ってんだろ!」


「え?何が?」


「うかつに格好良かったとか言うなよ?!照れるじゃん!!」


「………照れてんだ」


クスッと笑ってしまった。


「あっテメっ笑ったな!?」


「はいはい。じゃあ食べようよ。パンが冷めるよ!」


なんか納得のいかない顔をしていたけど、私たちはパンを食べ始めた。
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