蛍色
やっと夜になり、義母が帰る時間になり、解放されると思っていた………


けど、



「母さん、今日泊まってたら?」


恋の衝撃的な一言で私は言葉が出なかった。


「いいの?恋。蛍さんに悪いわ。」


チラッと私の方をみてくる義母。



「い、いえ。大丈夫ですよ…」


「そう?それじゃあお言葉に甘えて。」


「じゃあ、私は夕飯の支度をしますね。」


「頼むよ。」


「蛍さん、いいわ。あなたは座っててくださる?夕飯ぐらいはせめて私が作るわ。」


「いや、でも…。」


「泊まらせてくれるんだものそれくらいはさせて?」


「蛍、母さんの料理は美味いからさ!蛍も食ってみろよ!!」


「あ、………うん。」


「楽しみだなぁ~母さんの料理!」


「今日は恋の好きなものを作りましょうね。」


「やった!」



私は二人が会話をしている所を見ているしかなかった。
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