れんき*短編集





「新っ!!お客さんにお団子っ」


厨房で夜の料理の仕込みをしていた新が顔を上げた


「え…琴ちゃんが持ってってよ」


いつもの笑顔がひきつってる


「だって、新目当てだもんっ」


ニヤニヤしながら新を見る


「今まで来なかった若い人が来るなんてっ!!新のおかげだよっ」


「ほめてんの…?」




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