れんき*短編集








足音がすぐそこで止まった


ジーッ


なにやら視線も感じる


「…なんだ?」


顔を上げたそこには1人の少女が立っていた


「いや、何してるのかなって…」


両手で持っているバケツには
神楽屋の文字…


コイツ…まさか…


「…」


俺に話しかけるなんて…


「…座っている」



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