約束の恋
☆第二章☆
偶然
あれから数ヶ月。
あたしはちゃんと忘れようとしていた。
あのあと、咲智にいろいろと聞かれた。
まぁ、普通だよね(笑)
あたしは笑ってすべてを話した。
咲智は「大丈夫?」とあたしを心配してくれた。
きっと分かってるんだね。
あたしが無理に笑うことを。
だから心配してくれた。
そんな心配しなくても、もうあたしは大丈夫なんだから!
あれからも、あたしはあの海辺によく行く。
だって、あそこはあたしにとって大事な場所だから。
あたしの唯一の癒し。
1人暮らしのあたしにとって、たった一つの癒しの空間。
そのことに変わりはないから。
まぁ、君の事をすべて忘れたわけじゃないけど。