約束の恋
彼氏なんていない。
彼氏は、いない。
でも、心にはある人がいる。
あたしの心には、今でも君がいる。
君と出逢った日のこと。
君と話したこと。
今でもちゃんと覚えてる。
君のこと...
「...希望?希望ー?」
「えっ?あ、ごめん。蒼、どうしたの?」
ついボーっとしてたみたいだ。
いけないいけない。
「それ、俺の台詞。何、浮かない顔してんの?」
「えっ。あー、ちょっと考え事してて。」
「そっか。ならいいけど。」
蒼はそれだけ言って、また歌いだした。
蒼はお兄ちゃんみたい。
いつも助けてもらってばっかり。
こんなときまで、あの人のこと考えるなんてダメだ!
とりあえず、今は楽しもう!