約束の恋

遼くんは、そう謝ってくれた。

「謝らないで...。
遼くんは、何も悪くないよ。
友達を守りたかっただけでしょ?
...それを知らずに傷つけたのは、あたしだから。
ごめんね...。」

あたしは涙を必死でこらえながら、そう言った。

すると、遼くんは優しく抱きしめてくれた。

「ひゃっ!」

「希望ちゃんこそ、謝らないで?
ちゃんと話さなかったのは、俺のほうだから。
希望ちゃんがあぁゆうのも、無理ないよ。
だから、もう謝らないで?ねっ?」

遼くんは、あたしの肩をトントンとたたきながら、そう言ってくれた。

本当、遼くんは優しい。

だからこそ、好きなんだもん...

あたしはかなりドキドキしていた。

だって、好きな遼くんに抱きしめられてるんだから///