天神学園高等部の奇怪な面々31
頭を掻きながら、ワンコ君もう一度溜息。

用務員や、あんまり得意ではないがハイテンションメガマックスにも、あとでかおるを助けてもらった礼をしておかなければならない。

「お前が知らない所で、結構危ない目に遭ってるかもしれないんだぜ?例えばここにいる空気みたいな扱いのヤンキーどもとかよぉ」

下級生のワンコ君にここまで言われても、ヘラヘラ笑っているヤンキー達。

だって人狼だもん。

ガチで喧嘩したって俺達勝ち目ないもん。

プライドの欠片もないヤンキー達。

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