天神学園高等部の奇怪な面々31
写楽は急いで天神学園放送室へと向かう。

「メイ!メイはいるか!」

放送室の引き戸を開けるなり叫ぶ写楽。

「ふえっ?」

室内では、正午の『天神アフタヌーン・文化祭スペシャル』の放送を終えてようやく昼食にありついていたメイが、口いっぱいに焼きそばを頬張っていた。

「ふぁふぃ?ふぁんふぁほひゃらふふん(訳.何?何なの写楽君)」

「呑気にフードコートで一皿450円で売られてる焼きそばを食べている場合じゃないぞ!」

「んぐっ…何で焼きそばの値段までっ?」

「どんな知識でも頭に入れておく、探偵には幅広い分野の知識が必要になるからな!」

焼きそばの値段が必要になる推理ってどんなだ。

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