天神学園高等部の奇怪な面々31
しばらくして。

「戻りました」

爆弾の捜索に向かっていた生徒会役員達が戻ってくる。

「駄目です…爆弾はどこにもありません…」

「各教室の生徒の机の中まで一つ一つ確認したんですが、見つかりません」

役員達は皆一様に焦燥していた。

「一体どこに隠しているんだ…」

頭脳明晰な毒舌でも予測がつかない。

「仕掛けているとは限らないさね…まだ犯人が持ち歩いているという可能性もあるやね」

副理事の推理も可能性はある。

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