天神学園高等部の奇怪な面々31
何ら解決策が見つからないまま、時間だけが悪戯に過ぎていく。
そもそも桜の結界で護られているこの学園で、そんな悪意ある行為が可能な筈はないのだ。
なのに何故そんな爆弾を仕掛けるなどという悪質な犯罪が…。
「目的は何なんでしょうね…愉快犯?それとも学園内の生徒、客、教師、関係者を人質としての身代金目的?」
副会長が呟く。
「いえ…それならば要求してこないのはおかしいでしょう…犯行予告時間までもう二時間を切っています…身代金が欲しいならば連絡がないのはおかしいです」
生徒会長が静かに言った。
そもそも桜の結界で護られているこの学園で、そんな悪意ある行為が可能な筈はないのだ。
なのに何故そんな爆弾を仕掛けるなどという悪質な犯罪が…。
「目的は何なんでしょうね…愉快犯?それとも学園内の生徒、客、教師、関係者を人質としての身代金目的?」
副会長が呟く。
「いえ…それならば要求してこないのはおかしいでしょう…犯行予告時間までもう二時間を切っています…身代金が欲しいならば連絡がないのはおかしいです」
生徒会長が静かに言った。