天神学園高等部の奇怪な面々31
列からやや離れた位置。

スペシャルバカ、色白男子、疾風の三人がヒソヒソ話している。

「何で雛菊止めなかったんだよっ!お前彼氏だろっ!」

「も、勿論止めましたよっ!でもっ」

色白男子涙目。

「雛菊ちゃんあの性格だし…」

「「だよなぁ…」」

ガックリと項垂れるスペシャルバカと疾風。

「まぁ…」

疾風がポリポリと頭を掻く。

「この辺の客層は特撮好きなヲタとも客層やや被るし…雛菊がアクションチームの出し物の宣伝も兼ねてくれるって言うし…俺としても助かるんだがな…」

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