天神学園高等部の奇怪な面々31
佐倉 御衣黄、結構なお手前で
茶筅(ちゃせん)を手際よく扱い、茶碗の中で抹茶を点てる。
静かに出した抹茶。
これを。
「ずごごごご~」
ちょっ、雛菊ストローで飲んじゃったよ。
「うぇぇ、苦ぁいっ」
顔を顰める雛菊に、佐倉 御衣黄は控えめに微笑んだ。
「撮影会お疲れ様でしたね、雛菊さん。しかし、生徒会長が怒っておられましたよ?学生のやるべきイベントではないと」
「だぁって、私頼まれただけだもん」
雛菊はプクッと膨れっ面になって茶菓子を口に運ぶ。
反省の色はない。
静かに出した抹茶。
これを。
「ずごごごご~」
ちょっ、雛菊ストローで飲んじゃったよ。
「うぇぇ、苦ぁいっ」
顔を顰める雛菊に、佐倉 御衣黄は控えめに微笑んだ。
「撮影会お疲れ様でしたね、雛菊さん。しかし、生徒会長が怒っておられましたよ?学生のやるべきイベントではないと」
「だぁって、私頼まれただけだもん」
雛菊はプクッと膨れっ面になって茶菓子を口に運ぶ。
反省の色はない。