天神学園高等部の奇怪な面々31
「…おお、そこにもいるじゃないか、取るに足りない羽虫二匹が」

疾風、雛菊の視線に気付いた春院が、視線を上向かせる。

「お前らも、僕の威光に跪く気になったか?目上の人間の言う事は聞いておくもんだぞ?後になって泣きついても、僕は鼻で笑って蹴り剥がすぜ?」

イラッとする笑みを浮かべる春院。

「何言ってんのぉ、春院君いっこ下じゃん、私達3年だよ?」

雛菊はケタケタ笑うが。

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