天神学園高等部の奇怪な面々31
「こ、これはっ、そのっ、クラスの出し物で、メイド喫茶なんだぴょん!いらっしゃいませご主人様で、あのっ、そのっ」

五所川原に顔を押し付け、酷く狼狽する花音。

そんな妹の姿に、バイオリン男子満面の笑み。

「いやぁ…よく似合っているよ花音。シルフィア先生、後で写真を一枚焼き増しして頂けますか?」

「あらん、いいわよ?可愛い妹の晴れ姿を保存しておきたいのかしらぁ?」

微笑ましく笑みを浮かべるミイラ先生。

「それもあるんですが、もう一枚…」

バイオリン男子、爽やかに笑う。

「花音の彼氏の、剣士君にも写真を分けてあげたいなって」

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