天神学園高等部の奇怪な面々31
「剣士君には見せたら駄目だぴょん!」

「どうしてだい?」

拓ちゃんに甲斐甲斐しく手当てされながら、バイオリン男子が言う。

「夕城邸に待機している剣士君も、きっと花音の文を待っているよ?写真を同封してあげたら喜ぶんじゃないかな?」

「駄目だぴょん駄目だぴょん!」

がぶりを振る花音。

「そんなの恥ずかしいぴょん!」

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