君の左手




「あ~私は

 向野 璃美

 こっちが

 河野 芽衣」


「芽衣で~す!!

 よろしくおねがいしま~す」



芽衣がいつもより1オクターブほど

高い声で言った







ーーーキーンコーン







チャイムが鳴った



「芽衣、教室もどろ??」




「うん!!

 じゃ、失礼しま~す」






そう言って



もう関わることはないやつらから


離れた






関わることはないはずだった・・・






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