手をつなごう
痛みと傷み
シンが何を食べて、何を感じながら生きてきたのか
そして今は毎日何を食べているのか、
すごく気になったけれど
聞けなかった。
せめて、たくさん料理を知ってもらいたくて
時間ある時はご飯を食べにおいでよ、と
あたしが提案すると
シンはうれしそうにうなずいてくれた。
その日はシンの発作が再び起きることはなく
いろんな話をした。
ずっとコウキが助けてくれていることも、
シンが教えてくれた。
「ユーリちゃんといると、すごく落ち着く...」
あたしより年上のシン。
だから余計、時々見せる弱さに惹かれるのかな。
そんなふうに言われて
あたしの心臓は、大きな音をたてて動き始めた。
そして今は毎日何を食べているのか、
すごく気になったけれど
聞けなかった。
せめて、たくさん料理を知ってもらいたくて
時間ある時はご飯を食べにおいでよ、と
あたしが提案すると
シンはうれしそうにうなずいてくれた。
その日はシンの発作が再び起きることはなく
いろんな話をした。
ずっとコウキが助けてくれていることも、
シンが教えてくれた。
「ユーリちゃんといると、すごく落ち着く...」
あたしより年上のシン。
だから余計、時々見せる弱さに惹かれるのかな。
そんなふうに言われて
あたしの心臓は、大きな音をたてて動き始めた。