切ない、恋、悲しい。
★変わってしまった。」

だけど、そんな弘樹の変化にあたしは

気付いた。

4年生。丁度少し成長する時期。

前まで仲が好くって、

じゃれあっていたあたし達は、

いつの間にか、会話すらしなくなっていった。

「美由紀ー!係の仕事手伝ってぇー!」

あたしの親友の菜月だ。

「はーぃ!すぐ行くねぇー★」

って、あたしは大きな返事をした。

あたしは自分の仕事を終えて

菜月のところへ駆け寄ろうとした。

その時・・・。

ドサッ!

「いったぁ~!」

あたしに誰かがぶつかってきた。

あたしが顔をあげると、

そこには、弘樹が立っていた。

「ぁ・・・。ご、ごめんっ」

「・・・・別に。」

あたしは、少しだけ残念な気持ち。

すっごく冷たかった。弘樹・・・。

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