エレーナ再びそれぞれの想い
21 天上界存続のため皆が出来る事
シュウは、再度決意した。
「僕、天上界に協力します」
幹部達はざわついた。
「幽霊に協力させるなんて前例がありません」
「それに、シュウ独りでは全然足りません。
もっとたくさんの清き心を持つ協力者が必要です」
幹部達には否定的な意見も相次いだ。
「天上界は、清らかな心の人間を探していると聞いています。
でも、なかなか見つからないとか。だから僕も捜すのを手伝います。
新天上界との交渉で自分にも出来る事があるのが分かりました。だから……」
天上界の天使達は、すでにシュウに清らかな心がある事を誰でもを知っている。
但し、本人にそういう認識はないようだが……
天上界がもし、シュウに協力を求めるとしたら、一つしかない。
エレガンス幹部はこう言った。
「シュウ、貴方がやることは、清き人間を捜すのではありません」
「では、何をやれば?」
「貴方がする事は、自分の心から発せられるエネルギーを巨大樹に最大限与える事です」
「僕の心から発せられるエネルギーをですか?」
シュウはエレガンス幹部が意図とすることが分からず、聞き返した。
「シュウ、貴方は気づいていないかもしれませんが、貴方は誰よりも清らかな心を持っています。それを巨大樹のために使って下さい」
エレガンス幹部の言葉に、幹部達は驚いた。
「エレガンス幹部、本当にやらせるんですか?」
「無謀過ぎます!」
他の幹部達が止めたが、エレガンス幹部は、
「今は、シュウに頼るしかない事は方々も承知の事だと思います。
それとも、他に相応しい人がいますか?」
幹部達はそれ以上異議を唱えられなかった。
幹部達の考えはまとまった。
「シュウ、貴方には、その清き心から発せられるエネルギーを巨大樹に最大限与えてもらいます。でも、それには……」
と、エレガンス幹部は言いかけて、一瞬躊躇った。
「それには?」
聞き返すシュウに、
「それには、相当危険が伴います。
幽霊である貴方は、霊力を消耗し、消滅するかもしれないのです」
天上界のために、シュウを消滅させてしまうかもしれない。
自分から、心を差し出せとは言ったものの、エレガンス幹部は躊躇していた。
だが、シュウの決意は固かった。
「構いません。僕にやらせて下さい」
「一つだけ、聞かせて下さい。貴方は、どうしてそこまでする気になったのですか?」
「僕、天上界に協力します」
幹部達はざわついた。
「幽霊に協力させるなんて前例がありません」
「それに、シュウ独りでは全然足りません。
もっとたくさんの清き心を持つ協力者が必要です」
幹部達には否定的な意見も相次いだ。
「天上界は、清らかな心の人間を探していると聞いています。
でも、なかなか見つからないとか。だから僕も捜すのを手伝います。
新天上界との交渉で自分にも出来る事があるのが分かりました。だから……」
天上界の天使達は、すでにシュウに清らかな心がある事を誰でもを知っている。
但し、本人にそういう認識はないようだが……
天上界がもし、シュウに協力を求めるとしたら、一つしかない。
エレガンス幹部はこう言った。
「シュウ、貴方がやることは、清き人間を捜すのではありません」
「では、何をやれば?」
「貴方がする事は、自分の心から発せられるエネルギーを巨大樹に最大限与える事です」
「僕の心から発せられるエネルギーをですか?」
シュウはエレガンス幹部が意図とすることが分からず、聞き返した。
「シュウ、貴方は気づいていないかもしれませんが、貴方は誰よりも清らかな心を持っています。それを巨大樹のために使って下さい」
エレガンス幹部の言葉に、幹部達は驚いた。
「エレガンス幹部、本当にやらせるんですか?」
「無謀過ぎます!」
他の幹部達が止めたが、エレガンス幹部は、
「今は、シュウに頼るしかない事は方々も承知の事だと思います。
それとも、他に相応しい人がいますか?」
幹部達はそれ以上異議を唱えられなかった。
幹部達の考えはまとまった。
「シュウ、貴方には、その清き心から発せられるエネルギーを巨大樹に最大限与えてもらいます。でも、それには……」
と、エレガンス幹部は言いかけて、一瞬躊躇った。
「それには?」
聞き返すシュウに、
「それには、相当危険が伴います。
幽霊である貴方は、霊力を消耗し、消滅するかもしれないのです」
天上界のために、シュウを消滅させてしまうかもしれない。
自分から、心を差し出せとは言ったものの、エレガンス幹部は躊躇していた。
だが、シュウの決意は固かった。
「構いません。僕にやらせて下さい」
「一つだけ、聞かせて下さい。貴方は、どうしてそこまでする気になったのですか?」