エレーナ再びそれぞれの想い
 「何と? ふたり目の協力者も幽霊ですか?」
天上界の幹部達は驚いた。
「市川まなみさん、シュウ君のクラスメイトです」
エレーナはまなみの事を説明する。
「清らかな心を持った人間は絶滅し、もはや故人しかいないんじゃないですか?」
「故人って事は、これからは、清らかな心を持った幽霊を捜すしかないって事ですか?」
幹部達の間では、このような議論が巻き起こった。
それでも、天上界は最終的にまなみを協力者として受け入れた。
そこで、エレガンス幹部は、ひとりの天使を連れて来た。
「こちらはサラ・シンフォニー。
エレーナはサラと会ったことがありましたよね?」
エレーナはかつてサラと何度か会っている。
「エレーナは、今からサラをシュウの学校へ連れて行って下さい」
エレガンス幹部は、サラ・シンフォニーを名陵学園由乃高校の学生寮に送り、
市川まなみと契約させることにした。
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