【中編】ビケトリシリーズ【エターナル・フレンズ】 ~出逢いと始まり~
「おい、ぼうっとしていないで行くぞ。
暗くなるとまた捜索願いを出されるからな。森の出口まで競争だ。」
響がにやりと笑って駆け出した。
「最後の奴はバツゲームだ。今日は暁に確定だな。」
そう言うなり僕の横をすり抜けて響の後を駆け出す龍也。
「ああっ!ずるいぞっ。待てよ」
「「暁がぼうっとしているからだ。」」
慌てて二人を追いかける僕に相変わらず息の合った二人の声が届く。
この瞬間が何物にも変えがたい宝物だと思う。
生涯の友になんて簡単には出逢えない。
だけど僕らは運命により導かれて、人が一生かかっても手に入れられない事もある数少ない幸せの原石を手に入れた。
僕らの未来は分からないけれど、きっと三人でこの原石を磨いていくだろう。
どんな困難も力をあわせて乗り越え
何よりも強い光を放ち
決して砕く事のできない硬い友情を作り上げるんだ。
僕らはその為に出逢ったんだから…。
そうだよね?お母さん。
暗くなるとまた捜索願いを出されるからな。森の出口まで競争だ。」
響がにやりと笑って駆け出した。
「最後の奴はバツゲームだ。今日は暁に確定だな。」
そう言うなり僕の横をすり抜けて響の後を駆け出す龍也。
「ああっ!ずるいぞっ。待てよ」
「「暁がぼうっとしているからだ。」」
慌てて二人を追いかける僕に相変わらず息の合った二人の声が届く。
この瞬間が何物にも変えがたい宝物だと思う。
生涯の友になんて簡単には出逢えない。
だけど僕らは運命により導かれて、人が一生かかっても手に入れられない事もある数少ない幸せの原石を手に入れた。
僕らの未来は分からないけれど、きっと三人でこの原石を磨いていくだろう。
どんな困難も力をあわせて乗り越え
何よりも強い光を放ち
決して砕く事のできない硬い友情を作り上げるんだ。
僕らはその為に出逢ったんだから…。
そうだよね?お母さん。