【中編】ビケトリシリーズ【エターナル・フレンズ】 ~出逢いと始まり~
俺に迷いなく近付いてくる高端に触れた時、きっと必死に支えているものが崩れる。
そう感じた俺は必死に後ずさりした。
こいつに触れたら…俺はダメになる。
優しさや、温かさをもう一度求めたくなる。
母さんを…忘れられなくなる。
そんなものはいらない。
俺はこの森に母親も優しい記憶も全て捨てて忘れると決めたんだ。
俺に優しくするな。
俺に触れるな。
俺の心に響く言葉を聞かせるな。
俺をこの辛い現実へ…呼び戻すな。
「近付くな…っ!…俺に…触れるな――っ!。」
――心が叫び血しぶきを上げる
――その時…
――風が舞い上がり俺を抱きしめたのがわかった。
そう感じた俺は必死に後ずさりした。
こいつに触れたら…俺はダメになる。
優しさや、温かさをもう一度求めたくなる。
母さんを…忘れられなくなる。
そんなものはいらない。
俺はこの森に母親も優しい記憶も全て捨てて忘れると決めたんだ。
俺に優しくするな。
俺に触れるな。
俺の心に響く言葉を聞かせるな。
俺をこの辛い現実へ…呼び戻すな。
「近付くな…っ!…俺に…触れるな――っ!。」
――心が叫び血しぶきを上げる
――その時…
――風が舞い上がり俺を抱きしめたのがわかった。