初めての愛 ~先生に恋した日~
静まり返ったダーツバー

ただごとでは無いと店主がいつの間にか大音量のロック系の音楽を止めていた。



誰が言ったかは分からなかったけど

『ごめん…ね』


と、震えた声が聞こえた。


『私も調子に乗っちゃって言い過ぎたごめん…』


って言う声も聞こえて来た。


アタシは同性からは嫌われるタイプの女


だから里子以外に女の友達なんて居ない


今まで女の名前を覚えようともしなかった


同性に話しかけよう

話したい

とは思った事はなかった


…ケド


今日ほどクラスメイトの女子の名前くらい、そして声くらい覚えておけば良かったかな…


そして先生が、あまり顔を出せれない副担じゃなく担任だったら
アタシ里子以外に女の子の友達ができていたかも知れないね



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