初めての愛
~先生に恋した日~
恋人同士
アタシは車に乗り込んだ
そして手慣れた手つきでミッションの車を操作して車を動かす。
さっきは緊張して気付かなかったけどマフラーを変えているみたいで爆音とまでは行かないけど格好いい音を吹かしながら走る先生のスポーツカー。
アタシ何を話せば良いんだろうって思っていたら先生がアタシに会話のキャッチボールを投げてくれる
『名前を考えてくれない?』
『え…名前?』
『そっ!名前』
少し考えても分からないアタシは
『なんの名前?』
先生はニヤッとした横顔を見せて
『コイツの名前!』
『コイツって、え?
この車の名前を?』
『当たり~!
この車は今日から俺と八木の車だから名前が無いと!
これからコイツのお世話に沢山なるんだしな』
アタシ思わず大笑いしちゃったよ
だって車に名前だよ~