初めての愛 ~先生に恋した日~
―――そしてついに来た同窓会当日。

第2回目の同窓会の会場は、もしかしたら当分、同窓会は出来ないかも知れないと言う理由で幹事の計らいから一流ホテルが会場となっていた。


だからアタシも里子も可愛いモテ系ワンピで決めた。

髪も流行のお団子ヘアーにした。


別に同窓会に気合いが入っている訳じゃない

ただ何となくお洒落をしてみた



そしてアタシの中のメインイベントは、あの人を見たいだけ



―――会場に向かうため、里子が運転する車内でアタシは切り出した。


『ねぇ里子、
本当に「坊っちゃん」って信じられない位に格好いい男になってんの?』



アタシは少し、「坊ちゃん」を小馬鹿にしながら聞いてみた


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