スイーツな関係
『遥人!』
「あ、寝ていたか?」
『いいえ。ベッドに入っていましたけど。あ、遅くにメール送ってごめんなさい』
「帰って来てシャワーを浴びたところなんだ」
『お忙しいんですね』
「まあね。ところで、忙しかったって?」
『……言ってなかったですね。私、遥人のお店の近くのセレクトショップで働いているんです』
「セレクトショップ?」
『はい。洋服や雑貨を売っているんです』
「ああ、君に合っていそうだね」
『そう思いますか?』
「思うよ」
その時、その店の経営者が麗香だとは夢にも思わなかった。
甘やかされたお嬢様、イコールこしかけアルバイトだと思っていた。
『……あの、遥人に会いたい。今度会えるのはいつ?』
躊躇いながらの言葉は、男心をくすぐる。
「月曜の夜だったら時間が取れる。比較的月曜は楽なんだ」
『分かりました! 楽しみにしています。おやすみなさい』
嬉しそうに少し高めの声が聞こえてくる。
電話を切った俺は無意識に口元が緩んでいることに気づかなかった。
「あ、寝ていたか?」
『いいえ。ベッドに入っていましたけど。あ、遅くにメール送ってごめんなさい』
「帰って来てシャワーを浴びたところなんだ」
『お忙しいんですね』
「まあね。ところで、忙しかったって?」
『……言ってなかったですね。私、遥人のお店の近くのセレクトショップで働いているんです』
「セレクトショップ?」
『はい。洋服や雑貨を売っているんです』
「ああ、君に合っていそうだね」
『そう思いますか?』
「思うよ」
その時、その店の経営者が麗香だとは夢にも思わなかった。
甘やかされたお嬢様、イコールこしかけアルバイトだと思っていた。
『……あの、遥人に会いたい。今度会えるのはいつ?』
躊躇いながらの言葉は、男心をくすぐる。
「月曜の夜だったら時間が取れる。比較的月曜は楽なんだ」
『分かりました! 楽しみにしています。おやすみなさい』
嬉しそうに少し高めの声が聞こえてくる。
電話を切った俺は無意識に口元が緩んでいることに気づかなかった。