スイーツな関係
「……いいよ。付き合おう」


私は耳を疑った。


「本当に? 嘘ついていない?」
「ああ。すぐにセックスさせてくれるんだろう?」


肩を掴まれ引き寄せられる。


「え? 今なんて?」
「男と女がすること。セックスだよ。君の付き合いたいってこういうことなんだろう? 俺にどんな性癖があってもいいんだよね?」


もう一度グイッと腰を引き寄せられ、スカートのジッパーに彼の手がかかる。


そこまで考えていなかった。
こんなにすぐに身体の関係になる……なんて思ってもみなかった。

よく知らない彼が急に怖くなる。


「っ! い、いやっ!」


ぴしゃりと手を払いのけ彼から離れる。


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