スイーツな関係
「酷い! 遥人は正直すぎるわ! こんなこと知りたくなかった! 私の為に借りたマンションだと嘘をついてくれていた方がずっとましだったわ!」
「もっと前に話すべきだったよ。愛し合う前に……」
「帰る。今は……今は冷静に話せない……」
「麗香、嘘をついて申し訳ない気持ちだよ。嫌われても仕方がないことだけど、今の俺は君を愛している。それだけは頭の片隅に置いておいてほしい」
「わからないの。頭の中がぐちゃぐちゃでっ!」
遥人の顔が見られない。
私は立ち上がりフラフラと玄関に向かう。
「送るよ。こんな風にさせてひとりで帰せない」
「いいの! ひとりにして! ひとりになりたいの!」
追って来たすぐ後ろにいる遥人に、振り向かずに強く言うと部屋を出た。
「もっと前に話すべきだったよ。愛し合う前に……」
「帰る。今は……今は冷静に話せない……」
「麗香、嘘をついて申し訳ない気持ちだよ。嫌われても仕方がないことだけど、今の俺は君を愛している。それだけは頭の片隅に置いておいてほしい」
「わからないの。頭の中がぐちゃぐちゃでっ!」
遥人の顔が見られない。
私は立ち上がりフラフラと玄関に向かう。
「送るよ。こんな風にさせてひとりで帰せない」
「いいの! ひとりにして! ひとりになりたいの!」
追って来たすぐ後ろにいる遥人に、振り向かずに強く言うと部屋を出た。