スイーツな関係
ベッドに入った麗香を俺は抱きしめる。
ただそれだけだ。
擦り寄ってくる身体に手を這わせたくなるのを抑える。


「おやすみ」
「おやすみなさい」


お互い顔を寄せて軽いキスをかわす。
心が満たされていく。
そんな思いが湧き上がり、俺は麗香の寝顔を見つめていた。


******


麗香より早く起き、朝食を作ってあげようとキッチンに入ったが、食材が空っぽだったことに気づく。


コンビニで用は足りるか。


コンビニでフランスパンや卵、牛乳、袋入りのサラダなどを買い戻ってきた。





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