スイーツな関係
昨晩の遥人の愛撫の手を思い出してしまう。
「きょ、今日は大丈夫」
帰りにヘアーサロンへ行こうと思っていた。
『本当に?』
「ほ、本当に大丈夫」
『なんか動揺してる?』
「遥人に洗ってもらうと……」
『洗ってもらうと?』
楽しげな声が聞こえてくる。
「う、ううん。いい。とにかく、今日は毛先をカットするついでにヘッドスパしてもらってくるから」
言い訳のように言う私に電話の向こうの遥人の笑い声が聞こえる。
『ヘッドスパだけ? わかったよ。別のところは?って、聞きたい所を止めておく。じゃあ、明日19時にそこへ迎えに行くから』
約束して電話が切れる。
べ、別のところは?って……。言ってるじゃないっ!
かぁーっと熱くなる頬を無意識に両手で抑えた途端、右手に痛みが。
「いたっ!」
もうっ!
「きょ、今日は大丈夫」
帰りにヘアーサロンへ行こうと思っていた。
『本当に?』
「ほ、本当に大丈夫」
『なんか動揺してる?』
「遥人に洗ってもらうと……」
『洗ってもらうと?』
楽しげな声が聞こえてくる。
「う、ううん。いい。とにかく、今日は毛先をカットするついでにヘッドスパしてもらってくるから」
言い訳のように言う私に電話の向こうの遥人の笑い声が聞こえる。
『ヘッドスパだけ? わかったよ。別のところは?って、聞きたい所を止めておく。じゃあ、明日19時にそこへ迎えに行くから』
約束して電話が切れる。
べ、別のところは?って……。言ってるじゃないっ!
かぁーっと熱くなる頬を無意識に両手で抑えた途端、右手に痛みが。
「いたっ!」
もうっ!