スイーツな関係
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瞳ちゃんが出来上がったサンプルを持って事務所に現れた。


「このチュニック、とてもいいですよ」


ソファに移動して、レースと綿のチュニックを広げる。


「そうね。半袖よりも長袖の方が、デザインが見栄えするわね」
「半袖もいいですよ。生地も伸縮性があって、きっと着心地が良いと思います」
「じゃあ、両方を注文しましょう」
「はいっ」


瞳ちゃんは手にしていた服を畳み始める。


「ねえ? 話変わるんだけど」
「はい?」
「智紀さんと奈緒さんの事、気付いていた?」
「やっぱりそうなんですか!?」


瞳ちゃんは手を止めて、大きな目で見る。


「やっぱりそうって、感づいていたのね」
「はい! 仲がいいな~って思っていたんです」


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