スイーツな関係
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母の要望通り、遥人に合わせた夕食。
父と母は昔のように仲がよく、愛が深まったように感じられた。
遥人を気に入った母はたくさんの質問を浴びせ、遥人をタジタジにさせた。
そんな遥人は初めてで、隣に座る私はそんな彼を見て楽しんでいた。
私を含め、周りは幸せいっぱいで、親友の亜希の幸せも願っていた。
ニューヨークに行ってから1ヶ月以上経つから幸せにやっているのだろうと思っていた。
連絡がないのは、何事もなく幸せにやっている証拠。
そう思っていた矢先、亜希から電話があった。
ショップが休みで、部屋でデザインを考えているところだった。
テーブルの携帯電話が突然鳴り、集中していた私は驚いて色鉛筆を床に落とした。
「えっ? 亜希?」
画面に亜希の名前が出て更に驚く。
「亜希?」
『うん。会いたいんだけど……』
静かに話す声。
沈んでいるように聞こえた。
母の要望通り、遥人に合わせた夕食。
父と母は昔のように仲がよく、愛が深まったように感じられた。
遥人を気に入った母はたくさんの質問を浴びせ、遥人をタジタジにさせた。
そんな遥人は初めてで、隣に座る私はそんな彼を見て楽しんでいた。
私を含め、周りは幸せいっぱいで、親友の亜希の幸せも願っていた。
ニューヨークに行ってから1ヶ月以上経つから幸せにやっているのだろうと思っていた。
連絡がないのは、何事もなく幸せにやっている証拠。
そう思っていた矢先、亜希から電話があった。
ショップが休みで、部屋でデザインを考えているところだった。
テーブルの携帯電話が突然鳴り、集中していた私は驚いて色鉛筆を床に落とした。
「えっ? 亜希?」
画面に亜希の名前が出て更に驚く。
「亜希?」
『うん。会いたいんだけど……』
静かに話す声。
沈んでいるように聞こえた。