スイーツな関係
「何をとぼけているの? 罰って言ったら、アレしかないじゃない。まったく、もう処女じゃないんだから、しらばっくれないでよね」
「えっ? そ、そっちなの?」


本当にわからなかったらしく、亜希の頬が一気に赤みを帯びる。


「まったく、いつまでたっても可愛いんだから」


亜希に抱きついた。
抱きつかれた亜希はびっくりしている。


「そうそう。これも隼人さんに頼まれたの。俺の代わりに抱きしめてやってくれって。ほんと、亜希を愛しているんだなって。あ~ほんとバカらしい。私、ハンバーグ焼いてくるわ。亜希はそこで隼人さんの言葉に浸っていなさいな」


私はエプロンを身に着け、キッチンへ入った。


亜希はソファで今の話を考えている。
時折、携帯電話を手にして画面をじっと見たり、バッグに閉まったり。


隼人さんと話したいんだよね。



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