スイーツな関係
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しばらく経ってケーキのような白いバラを取り出し、テレビの横に飾っていると遥人が近づいてきた。


「白いバラの花ことば、まだあるんだ」


遥人は背後から私の腰に手を回し、首に唇をあてる。


「他に?」
「ああ。俺も知らなかったけれど、調べると一つの花に対してけっこうあるんだ」
「じゃあ、もう一つは?」


私は遥人の腕の中で正面に向き直る。


「……私はあなたにふさわしい」
「素敵な言葉……私はあなたにふさわしい……」
「俺たちにぴったりな言葉だよ」
「うん」


お互いがふさわしくないのではないかと、考えたこともあるけれど、今はそうだとは思わない。


「明日、入籍しよう」

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