スイーツな関係
幸せな家族
麗香Side
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妊娠してからの仕事帰り、遥人の店へ行くのが日課になってしまった。
だいたい遥人の手が空く9時以降になってしまうのだけど、彼専用の部屋で一緒に食事をする。そんな時間が楽しくて仕方ない。
「注文していた招待状、出来上がって来たよ」
遥人は束の中から1枚を取り出して私に見せてくれる。
薄いピンクの招待状を開き、文中にある自分の名前と遥人の名前を見て、実感が沸いてきた。
急な結婚式の招待状なんて、招待された方は迷惑かもしれないと、出席者は厳選されている。
「亜希は出てくれるかしら……」
「まだご主人から連絡がないの?」
「たぶん……ここのところ、連絡していないからわからないけど……」
「スーパーモデルの自叙伝、出た様子はないんだろう?」
「ええ。ネットをみるかぎりではね」
招待状を見ながら、重いため息が漏れた。
妊娠してからの仕事帰り、遥人の店へ行くのが日課になってしまった。
だいたい遥人の手が空く9時以降になってしまうのだけど、彼専用の部屋で一緒に食事をする。そんな時間が楽しくて仕方ない。
「注文していた招待状、出来上がって来たよ」
遥人は束の中から1枚を取り出して私に見せてくれる。
薄いピンクの招待状を開き、文中にある自分の名前と遥人の名前を見て、実感が沸いてきた。
急な結婚式の招待状なんて、招待された方は迷惑かもしれないと、出席者は厳選されている。
「亜希は出てくれるかしら……」
「まだご主人から連絡がないの?」
「たぶん……ここのところ、連絡していないからわからないけど……」
「スーパーモデルの自叙伝、出た様子はないんだろう?」
「ええ。ネットをみるかぎりではね」
招待状を見ながら、重いため息が漏れた。