スイーツな関係
「とにかく、亜希が幸せになってよかったわ」


オレンジジュースをひとくち飲むと、結婚式の招待状を思い出した。


バッグから亜希と隼人さん宛ての招待状を出し、亜希に差し出す。


「これは……?」


招待状を見て亜希はキョトンとした顔になっている。


「招待状よ。来月の8日、空けておいてね」


もうひとくちオレンジジュースを飲んでいると――


「運動会でもあるの?」


亜希の頓珍漢な言葉にオレンジジュースを吹き出しそうになった。


「っ、ほんと、亜希って天然なんだから……」


はぁ……と、ため息が漏れる。


亜希は封筒を開けた。


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